「手すりを設置したいけれど、介護保険は使えるの?」「どのくらい自己負担が必要?」と疑問に思う方は多いでしょう。
介護保険では一定の条件を満たせば住宅改修費として手すり設置費用の補助を受けられます。
しかし、工事を始めてから申請すると補助対象外になるケースもあるため、正しい手順を知ることが大切です。
この記事では、介護保険で手すりを設置する流れや費用、注意点まで分かりやすく解説します。
① 介護保険で手すりは設置できる?
介護保険では、自宅で安全に生活するための住宅改修として手すり設置が認められています。
対象となる場所は
- 玄関
- 廊下
- 階段
- 浴室
- トイレ
- 寝室
などです。
特に立ち座りや歩行が不安定になった方には、転倒予防に大きな効果があります。
私自身も住宅改修に携わる中で、手すりを設置したことで「一人でも歩けるようになった」「外出への不安が減った」と喜ばれる場面を多く見てきました。
その他にも介護保険で何ができる?について解説しています。
② 利用できる人
対象となるのは
- 要支援1・2
- 要介護1~5
の認定を受けている方です。
まだ認定を受けていない場合は、まず市区町村へ介護保険の申請を行う必要があります。
③ 補助される金額
住宅改修費は
20万円まで
が支給限度額です。
自己負担割合によって
- 1割負担
- 2割負担
- 3割負担
となります。
例えば18万円の工事なら
自己負担1割の場合
約18,000円で済みます。
※限度額や負担割合は所得などによって異なります。
④ 申請の流れ
手順は次のようになります。
① ケアマネジャーへ相談
↓
② 業者へ見積依頼
↓
③ 市区町村へ事前申請
↓
④ 承認後に工事
↓
⑤ 工事完了
↓
⑥ 領収書など提出
↓
⑦ 補助金支給
一番重要なのは
工事前に申請すること
です。
先に工事を行うと補助対象外になる可能性があります。
⑤ 手すり設置のポイント
設置場所は生活動線を意識します。
例えば
玄関
靴の脱ぎ履きが楽になる
階段
昇降時の転倒防止
浴室
滑りやすい場所で身体を支える
トイレ
立ち座りを補助
廊下
歩行時のバランス保持
使う人の身体状況に合わせた高さや位置を選ぶことが重要です。
⑥ よくある失敗
・安さだけで業者を決める
・手すりの高さが合っていない
・片側だけ設置してしまう
・申請前に工事してしまう
・ケアマネジャーへ相談していない
⑦ よくある質問
Q. 賃貸でも設置できますか?
大家さんの許可があれば可能な場合があります。
Q. 何度でも20万円使えますか?
原則20万円までですが、転居や要介護度が一定以上上がった場合などは再度利用できるケースがあります。
Q. DIYでも補助されますか?
基本的には対象となりません。
介護保険の住宅改修として認められた工事が対象です。
まとめ
手すりの設置は、高齢者が安心して生活を続けるために非常に効果的な住宅改修です。
介護保険を利用すれば費用負担を抑えながら、安全な住環境を整えることができます。
工事前の申請が重要となるため、まずはケアマネジャーや市区町村へ相談し、自分に合った改修計画を進めましょう。


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